先日、とあるセミナー(勉強会)に行ってきて、興味深い話を聴いたんだ
こんにちは、けたろーです。
さて…
ものすごく、レア。
ところで…
「262の法則」って、ご存知ですか? ビジネス(経営)をされている方なら、恐らく、ご存じだと思います。
262の法則とは、
あらゆる組織や集団において、パフォーマンス(生産性)が良い人が2割、パフォーマンスが中くらいの人が6割、パフォーマンスが悪い人が2割の割合で存在するという経験則です。
(Search Labs | AI による概要より)
要は、例えば、100人の集団があったとして、その2割が『率先して』活動する集団… 要は、優秀・有能な集団。 6割がいわゆる、一般的で普通な集団。 残り2割が、ちょっとした落ちこぼれ。 という割合になるということ。
262 はさらに。
で、ここで思うのが、下の2割を切り捨てたらどうなる? ってことだと思います。
例えば、100人規模の会社を想定してみると、優秀な2割。 普通な6割。 ここまではいいとして、じゃぁ、残りの『出来の悪い=働かない』2割をどうするか? ってことを考えた時、
働かないんだから、切ってしまったらいいんじゃない?
なんて、思われるかもしれないですよね。 恐らく、多くの人がそんな風に考えるのだと思います。
でも… その2割を切ったとしても、実は、また『262』が生まれてくるんですよね。 つまり、残った人たちで、また、262の再編が始まるという…
なので、結局のところ、下の2割をどうやって救い上げるか? ってことが重要だというわけです。
で、この262を逆の見方で見てみると… そこにも問題があったりします。
ファーストペンギンの確率。
まず、ファーストペンギンっていう言葉、ご存知ですか? 最近は、よく耳にするようになってきたとおもうんですけど。
ファーストペンギン って、先駆者とか、イノベーターとかっていう意味で使われてますよね。 率先して何かをする人とか、革新的に何かを始める人のことを指してます。
262の法則を、優秀な側の2割に目をむけると、その2割の中にも262が存在するということを考えた時、ファーストペンギンの割合って、ものすごく「レア」であるってことです。 全体を考えた時、ものの見方では3%にも満たないのだとか…
日本人はレア。
ボクも、この話しを聴いたときびっくりしました。
実は、ボクが今やりたいと思ってること(※)が、ちょうど、『3%のファーストペンギン』を探すような感じになってるからです。 ※ 視覚障がい者の方に向けた取り組みです。
で、ファーストペンギンの難しさでは、日本ではそれがすごく顕著らしいのです。
日本人の気質というか、性分というか… 総じてっていうことでもないのだろうけど、概ね、日本人って率先してやりたがらない。 何か新しい物事が開発されたとき、それを率先してやる会社や人は少ないということです。 (^_^;)
もっと身近な例でいうと、例えば、何かのセミナーで 『質問ありますか?』 などとなった場合のことをイメージしてみてください。 恐らく、真っ先には黙っている場合がほとんどですよね?
誰かが手をあげると、後に続く_ と言う感じ。 要は、ほとんどの人が『誰かが先に始める』のをみて待って、それから… という場合が多いということです。
気質に加えて、人口減少で。
この傾向、ちょっとした危うさをもっています。
聞いた話なのだけど、世界から見た日本って、もはや、『相手にされてない』… ということが顕著になってるらしいんですよね。 どういうことか? というと、
例えば、世界で『革新的な何か』の発明がなされたとき、『日本はその適用外。』 になってるということです。 これって、日和見的な日本人の気質加えて、人口減少もそれに拍車をかけてるらしいです。 要は、マーケットとしてあまり重要視されていないということになってきてる。
あ、穿った見方をすれば、この気質を逆手にとって、ワクの時のように、いいようなカモにされる… というのもありますけど。草
ファーストペンギンを見つける
ともあれ、革新的な新しい事業などを始める場合の協力者としての『ファーストペンギン』を考えたとき、日本ではちょっとやりづらいのかなっていう感はあります。
262 の中の初めの 2 の、その中の262 の 2 の・・・ 2を探しだしてという労力を考えると、最初から世界に目を向けた方がいいような気がします。
もしかすると、最近、逆輸入が多くなってきてるのも、そういったことが根っこにあるのかも。
参考になりそうな本。