友人と飲んでてたときのこと。
世間話をしてる中で、なんで別れたの? と聴いてみたら、こんな言葉が返ってきた。
将来を共に過ごしていくイメージができなくて…
若くに結婚した彼女。 元旦那さんは2代目で、先代(彼女の義父)がかなりのやり手だったらしい。 先代がやり手だからか、彼(元旦那)はほぼその言いなりで、自分の意見や向上心がなく、少なくとも彼女には彼がそんな風に映ってしまったらしい。
『この先、この人といるのも将来がない』
そう感じて別れたのだとか。
この話をきいていて、自分の将来像や未来をパートナーに語っていくことって大切なことなんだよなって思って、また、これは夫婦関係のみならず、会社や組織でも同じことが言えるのだとも思ったのです。 もっとも、相手がそこまでのフィーリングを持ち合わせていない場合は特に問題はないのかもしれないのだけど…
自分の夢や将来像、未来を語らなくとも、相手がただ単純に傍にいてくれるのであれば、それはそれでいいことなのかもしれない。 ただ、お互いの意思の疎通として捉えれば、自分の〝意志〟は明確に伝えておいた方が賢明なのかもしれない。 なぜなら、仮に自分がこれから成そうとすることが、相手にとってどうか? と言う問題が考えられるから。
自分の将来への意志を語った上で、合意を取り、それで共に在るのなら万歳。 でも、仮に相手が自分とは別のビジョンを描いているのであれば、話し合いをするのか、はたまた、離れるのか? といった選択肢がうまれてくる。
こと、これが会社の運営ともなれば、スタッフに対して未来を語っていくことは至極大事なことだと言える。 要は、ベクトル(方向)を正すということだ。
会社(経営者)としての未来への展望を語り、その未来に対して快く賛同し、且つ、協力的にスタッフが動いてくれるのであれば、会社の行く末は安泰だろうし、事業としても成立しやすい。 しかし、スタッフが敵対してしまう場合には、彼(ら)とのベクトルが違うのだから、これからの事業としての存続が危うくなってしまう。 何かしらの策が必要になってくる。
いずれにしても、夫婦間であっても、仕事や会社組織にせよ、共に過ごしていく上で方向性は合致している方がやりやすいし、様々な状況に対して共に解決していきやすいのは確かだ。
自分がやりたいこと、将来への想いとかを常々語り、コミュニケーションを図っていくことが重要なのだと言える。