寒暖の差が激しい今日この頃。 気候的には過ごしやすくなってきたけど、まだ暑い日がありますね。 けたろーです。
台風のシーズンは、ちょっと終わりかけだけど、今日はシャッターの話題でも。
最近の台風。
最近の台風って、尋常じゃないくらいの規模になってきてますよね。
最近でもないのだけど、2018年の台風で、強風によるタンカーの衝突で関空を結ぶ鉄橋がつぶれたというのは、まだ記憶に新しいのかも。
その当時、ボクは独りで工場に居てて、それはそれは心細かったのを覚えてます。 このまま、工場が飛ばされたらどうしようって、怖さに震えてました。 特に、風の音が例年の台風とは全然違ってて。
うちの工場の壁や屋根はスレートの作りなのだけど、スレートの壁や屋根がはぎとられてしまうんじゃないのか? というくらいのきつい風だったんです。 幸い、何事もなかったのでよかったんですけど。
でも、テレビニュースをみてたら強風で横転したトラックが映っていたりしてましたね。 うちの得意先のところでは、工場の屋根が吹き飛ばされたというところもあったり、また、友人のところでは事務所の向かいの家に物置小屋が降ってきたとかっていう話も聞きましたよ。
ほんと、恐ろしかったです。
そうそう、ところで、そういう場合でのシャッターへの対策ってみなさんどうされてますか?
概ね、シャッターなんだし、安全なんじゃないの? っていう感じで、何も対策されてないところがほとんどなのだと思います。
意外と脆弱なシャッター
でも、シャッターって、一見、丈夫そうに見えるのだけど、実は結構脆いというか、脆弱なんですよね。
何かの拍子で、室内に風が回り出すともう、アウト! 室内と室外の気圧差も手伝って、溝からシャッターが外れて、それはそれは悲惨なことになるとか。
画像はイメージなのだけど、溝から外れてしまうとこんな風に。 当然、シャッターとしての機能も失ってしまうわけです。 風の力をなめたらダメですよね。 こと、台風のときは風だけじゃなくて、雨も降ってきます。
シャッターがやられてしまうと、雨水も中に吹き込んでくるので、室内のダメージは相当なものになります。
うちの場合の台風対策。
台風は向かって右側のエリアが激しくなるという傾向になるので、進路によっては関西圏でもかなりの被害がでるんです。 2018年に上陸した21号がいい例で、あれが大阪にとっては最悪なパターン。
うちの親父は第2室戸とか伊勢湾台風を見てきた世代だということもあって、どの進路なるのか台風がくるたびに天気図とにらめっこ。
なので、ちょっとやばそうな台風情報があると〝用心しとこー!〟ってことで、工場ではかなりの対策をとります。
まずは、事務所の窓。 雨戸がないので、内側からベニア板をあてて、万が一の窓の破損に備えています。 こんな感じ。 これがメンドクサイ。w
シャッターへの対策。
で、シャッターも同じく台風への備えをするんだけど、これがまた、大そうというか、かなりめんどくさい作業で。。 ボク的には、『どうせまた、大したことないんちゃうん??』という気分でしぶしぶ手伝ってました。
父親曰く、シャッターを押さつけとかないと風圧・気圧ですぐに壊れてしまうから、これが一番なんだというわけで、こんな感じで対応していました。
怖いのは、気圧差でのシャッター扉の振動。 内圧と外圧の差で、扉が内外に動くんです。 で、台風の規模がでかくなると、当然、その動きも激しくなって、シャッターが壊れるということが起きるのです。
なので、それを防ぐ意味で、フォークリフトの爪の先に木をかまして、シャッターに対して中からテンションをかけるということで対策してました。 フォークリフトの押し加減を間違えると、逆にシャッターを壊しかねないという。。(^_^;)
しばらくは、台風がくるたびにこの方法で対応してました。 でも、台風が多い年には、朝来て、これを片づけて、また台風がくるっていうんで、また、対策して・・の繰り返し。 それはそれは大変だったんです。
でも! ある時、テレビをみてて、これだ! っていう商品に巡り合いました。
その名も〝シャッターガード〟!
ちょうど、ビジネス系の特番? だったのか、ある種のワンコーナーだったのか忘れたのだけど、シャッターへの防犯対策とか台風対策で開発されたという紹介の番組を見たんです。 その名も、『シャッターガード』。
シンプルな構造ながら、その威力は絶大で、しかも、取り付けが簡単。 これだ! って思いましたよ。 で、早速購入。 最初は、お試しの気も合ったんで2本買ってみて。 のち、もう2本買い足しました。
ちなみに、ボクが購入した頃は『沢田防災技研』というところだったんだけど、調べてると、南国殖産という会社さんへ技術譲渡されたみたい。 あ、でも、製品の内容はまったく同じなので、安心ですね。
取り付け簡単で、手間いらず。
ビックリするくらい取り付けが簡単に済むので、ほんと楽させてもらってます。 今までフォークリフトで押さえつけてた作業がうそみたい。笑
あの時は2人がかりで30分以上かかってたけど、これを使うと、ものの5分程度… いや、それ以下で済んでしまいます。 もちろん、独りでも作業OK。
それでいて、シャッターの安全性が高められるというのだから、驚きですよね。
ちなみに、取り付け方は、シャッターの溝に両端を装入して突っ張らせるような感じで取りつけます。 用意するのは、脚立くらい。
今では、フォークリフトで押さえつけるというメンドクサイ作業からも解放されて、ホント楽になりましたよ。 防犯性にも優れているので、普段あけない側のシャッターに常設してます。
備えあれば!
台風も年々規模もデカくなってきてて、威力もすさまじくなってきてますよね。 『備えあれば憂いなし。』
台風のリスクが低くなった今だからこそ、準備しておくのも一考かと。 あと、防犯性も高まるので、付けておくと安心感があります。 シャッターを潰して外からこじ開けるというが難しくなるので、物騒になりつつある現状を考えても、価値はあります。
そうそう、シャッターガードはシャッターの大きさによってサイズが変ってくるで、購入される際には注意してくださいね。