初任給の額だけで会社を選ぶと、後悔するかもしれない。就活で見落としがちなお金の話。

おかげさまで、三男坊の就活が終わりました。 内定をもらったところに決めて「活動終了宣言」してました。 親のボク的には、ほっとしたような、少し寂しいような、不思議な気持ちになりますね。 かわいかった、あの三男坊が…。 って。笑 

三男坊の就活をみていて「これは知っておいた方がいいよな」と思うことがあったので、参考になればと思って書きます。

こんにちは。

Worker’s Cafe のけたろーです。

心や身体のこと、日々の暮らしのこと、仕事と生活のあいだで感じたことを、ここではゆるく書いています。

さて…。 今回はこんな話です。

目次

東京か、大阪か。その判断のこと。

…お金の話をします。 

新しい扉を開けていくことに、水を差したいわけじゃないです。 夢を持って飛び出す前に、少しだけ頭にいれてほしいなって。 おそらく、知っておいて損はないかなって思います。 

三男坊は、希望先を東京に設定して、就活してました。 というか、IT志望だったので、だいたい東京が中心だったみたい。 東京採用ということで内定をもらったみたいです。 

… なのだけど、内定をもらって返事をだす前に、もういちど、給与面とか待遇をいろいろと精査というか、確認したんですよね。 こちらも助言したりして。

で、その会社は大阪にも事業所があるとのことで、「大阪でも大丈夫かどうか、聞いてみたら?」となり、大阪でも大丈夫とのことで、確定となった次第。

明るいリビングのソファに座った若い男性が
スマートフォンの画面を見て驚いている。
口元に手を当てて目を見開き、
「たかっ!」という吹き出しが出ている。
家賃の高さに初めて気づいた新社会人の表情を表したイラスト。

精査してみた内容とは。

本人は、「東京にでたい!」という強い希望があったわけではない。 募集は、東京の会社が多くて、かつ、給与面も高そうだったんで、東京方面で探してたみたい。

決まった先の給与の額面は、確かに多そうだったんだけど… ここからが大事なポイント。

給与は確かに高いのだけど、住宅に関する補助が何もなかったんだよね。 それに、交通費もそれほど出ないっぽい。

うちは、次男が関東方面で働いていて、暮らしへの状況はわかってるつもり。 彼の場合も家賃への補助や福利厚生の面で薄かったので、やりくりがたいへんだったのだ。 ちなみに、次男は転職して、待遇がちょっとというか、かなり改善できたみたい。

初任給の額面が高くなってきたとはいえ、それ以上の物価高。 なんせ、東京は物価が高いし、家賃も高い。 そんな中で、手当が考慮されない。 となれば、必然的に手元に残るお金も少なくなる。

「なんとなく東京」という選択が、実は一番コストが高い選択だったりするのかなって思うんだよ。

そうそう… あとは、満員電車に耐えれるんか? という問題もある。 

以前、三男と一緒に、ZOZOマリンスタジアムで開催されたビーバー(SUPER BEAVER)のライブに行ったんだけど、その帰りのこと。 皆、一斉に帰るんで、当然のごとく、電車はギューギューになるわけ。 

ボクは、学生時代とかサラリーマン時代に満員電車を経験してることも手伝って、割と強引に乗り込む方なんだけど、三男はそれを嫌がって…。 その時は、ボクは乗れたんだけど、彼は一本後に乗ったという感じ。

東京は、電車の本数が多いとはいえ、ギュウギュウすぎるほどの満員電車。 生きも帰りもその状態になるだろうし、やっていけるんか? と。 

混雑した電車の車内で、
スーツ姿の若い男性がぎっしりと乗客に囲まれている。
バッグを抱えながら少し戸惑った表情で立っている。
都会の満員電車を初めて体験するような雰囲気のイラスト。

初任給の額だけで判断するのは危ない。

最近は初任給も上がってきていて、給与の数字だけをみてると、「わっ、割といいやん!」って、思われるのかもしれない。 でも、給与だけで判断してると、あとあと、辛い面もでてくる。

物価が高いというのもあるんだけど、実際には、それだけのことじゃない。 考えてほしいのは、こういう目線です。

給与(手取り)から、

  • 家賃
  • 食費
  • 交通費
  • 光熱費・通信費

などを差っ引いて、その残金で、ちゃんと生活できるか? ということ。 あと、賞与があるかないかでも大きくかわってくる。 それを見た上で、判断ということになる。 

いま、もし、東京で探してるのなら、もらえる金額でやっていけそう?

確認しておきたい、福利厚生のリスト。

これからって時に、なまなましい話をして、ちょっと申し訳ないのだけど…。 求人票の初任給の額だけじゃなくて、こういう項目を必ず確認してほしいと思う。

住宅手当(家賃補助)
金額と条件をしっかり確認。「一人暮らしに限る」「距離条件あり」など細かい条件がある場合もある。

社宅・寮の有無
企業によっては、住む場所を用意してくれて家賃が全額会社負担というところもある。 家賃を払う・払わないの差は、そのままそっくり手元に残るお金の差になる。

通勤交通費の支給範囲
全額支給なのか、上限ありなのか。上限が低いと、遠くに住めなくなる。

引越し費用の補助
就職時に引越し費用を出してくれる会社もある。これがあるとないとでは、スタート時の出費が大きく変わる。

初回給与までの前払い・貸付制度
初回の給与は1ヶ月後に出ることが多い。その間の家賃や生活費をどう工面するか。前払い制度がある会社は親切です。

社会人スタートは、何かとお金がかかる。

当然のことながら… 就職が決まってから、実際に働き始めるまでの間にまとまったお金が必要になります。

まず、実家をでて、ひとり暮らしをするのなら、敷金・礼金・仲介手数料。 その後、引越し費用。 暮らしに必要な家具・家電といった家財道具の購入。 あとは、スーツや仕事に関する道具。

正直言って、所持金ゼロのスタートは、かなり難しい。 というか、ほとんど無理かも。 もっとも、住み込みで働くとかの場合は、大丈夫かもしれないけど。

もしも、実家から通えるなら、最初の1〜2年は実家から通うのが経済的には一番賢い選択だと思う。 関東住の次男曰く、東京でも、実家から通えるやつは、ホンマにうらやましい…。 って。 

「それじゃ夢がない」と思われるかもしれない。 でも、お金を貯めてから自立する方が長い目で見ると自由度が高いと思える。 それに例えば、転勤のある会社だったら、転勤時の費用負担がある場合が多いのだと思う。 

引越し用の段ボール箱が並ぶ新居の部屋で、
若い男性が窓際に立って外の街並みを眺めている。
青空と緑が広がる明るい景色。
「よし、始まるぞ」という前向きな表情で、
新生活のスタートを感じさせる温かいイラスト。

好きな仕事・好きな場所で働くために。

やりたいことを仕事にしたい。住みたい場所で働きたい。 

その気持ち、すごく素敵で、大事なことです。 でも、その夢を実現させるためには、お金の設計は欠かせないと思います。 会社を選ぶとき、初任給の額だけじゃなくて、

「手取り後の生活が成り立つか」
「福利厚生で実質的な収入はどう変わるか」

ここまで見た上で選んでほしいと思います。 それだけで、スタートが全然違ってくると思うんで。

…。 というか、企業側も初任給の額面をあげるだけじゃなくて、実生活に向けた施策をとるべきだと思うんですけどね。 

最後に。

三男坊の就活が終わりを告げ、ボクもいろいろ考えさせられました。 

給与の額面より、手取り後の生活コストを見ること。

正直、ボクのころは、そこまで考えたことがなかった。 会社が用意する寮もあったし、生活面での費用についてはそれほどというか、まったく考えてなかったな。苦笑

けど、改めて考えてみれば、住宅手当や社宅の有無で、実質的な収入は大きく変わるんだよね…。

社会人スタートは何かとお金がかかる。 知ってるのと知らないのとでは、スタートラインが変わってくる。

学生時代のバイトで、好きなところに行ったり、好きなものを買ったりするんだろうけど、もし、実家を離れて社会人をスタートすると思ってるなら、ちょっとは貯めておいた方がいいかなって思う。 

親がアテになるなら、それでもいい。 けど、そうじゃないなら、なおのこと…。 かな。

ともあれ、働き始めるということについて、お金のことも少しだけ考えてみてくださいね。


ここまで読んでくれてありがとうございます。 Worker’s Cafeでは、

  • 日常の中でふと思ったこと
  • 仕事や人間関係のこと
  • 旅先で感じたこと
  • 使ってよかった道具や本

そんな「日常と仕事のあいだ」にある話を書いています。 もしよければ、他の記事ものぞいていってください。


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ちなみにボクは、「聴き屋」として人の話を聴く活動もしています。 考えごとを整理したいときや、少し話してみたいときは、こちらもどうぞ。

桜が咲く春の街並みの中、 スーツ姿の若い男性と父親らしき男性が並んでいる。 若い男性は内定通知書を手に持ち、 父親は肩に手を置いて温かく微笑んでいる。 就活を終えた息子と父親の嬉しそうな場面のイラスト。

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Written by

けたろー。 けたろー。 Owner/聴き屋。

ワンオフで機械づくりの仕事をしながら
「聴き屋」として
人の話を聴く活動をしています。

珈琲、クラフトビールと猫と旅が好きです。

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