AIは答えてくれる。でも、人に話すのとは何かが違うんだろ?

最近、旅のプランを立てるときには、AIを使うようになりました。

こんにちは。

Worker’s Cafe のけたろーです。

心や身体のこと、日々の暮らしのこと、仕事と生活のあいだで感じたことを、ここではゆるく書いています。

さて…。 今回はこんな話です。

目次

AIはなかなか便利。

例えば、

「沖縄に2泊3日で行きます。レンタカー使って、あまり観光地っぽくない場所を回りたい」

そんな感じで、ざっくり相談してみる。 するとすぐに、いくつかの候補と、その理由を返してくれる。 それを見ながら、『なるほど、こんなルートもあるんだな』なんて思いながら、自分なりに組み替えて、プランにしていく。

知らない場所が知れて、なかなか便利なんですよ。

夜の部屋でテーブルに向かう男性(40〜50代)。
ノートパソコンの画面にはAIチャットと地図が表示されている。
地図やノート、カメラが周囲に広がり、
旅の計画を立てている雰囲気。
「なるほど」と考え込むような表情。

現地でも、聞いてみる。

プランを立てるときだけじゃなくて、現地でも結構便利に使える。 

沖縄旅の最終日のこと。 行こうと思ってた店が定休日で、さて、どうしよう…。 って思って、Geminiに相談してみた。 「x時のフライトで帰るのだけど、それまでの時間で過ごせるおすすめのプランある?」 って聞いたら、ホテルを拠点にしたプランを出してくれる。

北の方角にでるか? それとも、南にでるか…。 気分的に南の方角に行きたかったんで、南城市のあたりを勧めてくれた。 まず、海の見えるカフェをリクエストしてみたら、数軒候補をだしてくれた。

候補にあがったカフェを目指して、ランチを食べ、その時間もGeminiに相談。 

『この後のおすすめは、どこがいいかな?』

そんな感じでポイントごとに聞いて、候補から選んで、進めていった。 まぁまぁ、満足のいくルートで回れた。 

昔なら、ガイドマップを広げてカーナビにセットしてって感じだったけど、今は違う。 候補先の位置情報をそのまま、Google Map にいれれば、すぐにナビスタート。 便利になったもんだ。笑

ただし、勧めくれた場所を選ぶのは「自分」だということ。 あと、完全に信用するかと言えば、そうでもない。苦笑

ちょいちょい、間違える。笑

同じ旅でのことなんだけど。  

土産に酒が買いたくて、翌日に酒屋へ寄ろうと思って、酒屋さんを聞いてみた。 すると、おすすめの酒屋を教えてくれた。 ホテルからそう遠くない場所だし、ちょうど、思ってたルート上にあるっぽかった。 で、その晩に友だちが経営するバーに行って、聞いてみたんだよ。 

『糸満にある、この酒屋知ってる?』 って聞くと、友だちは、「へ?」みたいな顔。 「そんな場所にはないはずだよ、小禄にはあるけど。」って言う。 今度は、Google検索をかけたら、小禄になってた。 

同じ酒屋さんが、Geminiでは、糸満。 Googleでは、小禄で、友だちも小禄だという。 結局、小禄の店で買えたんだけど、嘘つきだなって思ったよ。笑 

便利なのはわかる。 参考にするのはいい。 ただ、鵜呑みにはできないということ。

鵜呑みについて、ちょっと余談。

鵜呑みにという点では、以前に娘の数学の宿題でAIに聞いたことがあって…。

図形の問題で、角度を出す問題だったんだけど、問題を写真で撮って、画像をGeminiに見せて解いてもらった。 性能の差を調べたくて、ChatGPTにも同じ内容をぶつけた。

すると…。 GeminiとChatGPTで、まったく回答が違ってた。 端的に言うと、Geminiの回答は不正解。

ChatGPTからの回答は、なかなか出てこなくて、やたら時間がかかってたんだけど正解だった。 逆に、Geminiはあっという間に回答を出してきた。 でも、全然違う答え。 で、それを指摘すると、貼り付けた画像から「目の錯覚です」なんていう言い訳じみた返答をしてきたのよ。汗

こちらは、答えを知ってる(自分でも解いたし。w)だけに、こいつはアカンな、アホやなと。笑

答えを知らない人なら、おそらく鵜呑みにして、提出するんだろうなって思った次第。

だから、AIって、そういうもんだなと思いながら使っています。 

「任せる」と「委ねる」は、ちがう。

最近、AIを使って仕事を自動化してる人がいますよね。 

すごいことだと思うし、うまく使えれば随分と楽になるのは間違いないし、ちょっとうらやましいなって思ってます。 

ただ、ボク自身がそれをできるのかというと、やってみたいのだけど、いまいち踏み込めない。 技術的なことではなくて、「委ねる」という感覚がなんかしっくりこないなって。

そうそう、任せるのと、委ねるのは違うとも思ってて。 

任せるは、仕事を渡すこと。 一方で、委ねるは、信頼して見守ること。

「任せる」だけだと、結果に対してとやかく言ってしまう。 いい結果ならOK。 ダメなら、なんで?と責める感じ。 委ねるは、そこを通り越すイメージかな。 結果に対しては、責めない。

「委任」という言葉があるけど、仕事をうまく回せる人は、その感覚が強いのだと思える。 任せる以上、結果がどうなろうと、そこには言及しない。 それだけ、ドンっとしてるというか、根が座っているというか。 そんな感じの印象がある。 

デザインとか文章もそうだと思うけど、ボクは、自分の感性が絡む部分になればなるほど、「自分でやった」という感覚を持ちたくなる。 

ボクの場合、「自分でやる」とか、「自分がやる」とかへの想いが強すぎて、委ねるということに躊躇いを感じてしまうんですよね。 たぶん、自分のセンスが入らないのが嫌というのもある。苦笑

他の人に振るのもうまい、とよく聞いたりするんだけど、きっと、委ねることが上手にできる人は、人に対しても、AIに対しても同じなんだろうなって。 

AIに投げるのも、人に頼むのも、そこにある種の信頼がないと委ねることはできないんじゃないかとも思える。

そこはボクの、まだまだな部分かもしれない。笑

AIは、聴いてはくれない。

夕暮れ時のバーのカウンター。
男性客(40〜50代)がバーテンダーと向き合って話している。
バーテンダーはグラスを磨きながら穏やかにうなずいている。
琥珀色のウイスキー、温かいカウンターの灯り。
「聴いてもらえている」空気感を表したイラスト。

AIに相談すると、答えは返ってくる。 それなりの返答もしてくれる。 でも、なんかすっきりしない感じが残りませんか? 

その感覚ってなんだろ? って、ボクなりに考えてみたんです。 それはたぶん、「聴かれてる」感じがないからかなって。 

投げかけたことに対して、ダイレクトに返答が返ってくる。 「間」もない。 相槌もない。 「それ、どういうこと?」という問い返しもない。 

情報は返ってくる。 けど、なんだか、無機質な感じがしてしまう。 

AIに答えを出してもらうのは「任せる」に近い。 でも、委ねるに至るには、少しの信頼が必要になってくる。 あと、本当に自分を理解してくれているという安心感も… かな。

自分の気持ちを誰かに話すとき、その人への信頼があって初めて言葉が出てくるのだと思う。 それを思うと、AIをどれくらい信頼できるか、というのは正直まだわからない。 だからボクは今のところ、「参考にする」くらいの距離感でいてます。 あとは、「そんな見え方、考え方もあるんだね」的な感じも。 

ボクは「聴き屋」として人の話を聴く活動をしてる。だからこそ余計に感じるのかもしれないけど…。 聞いてもらうことの力について、改めて考えさせてくれた本があります。

聞くチカラ(マツダミヒロ)(Amazon)

最後に。

人間には、「つながりたい」という本能的な欲求があります。

誰かに話を聴いてもらいたい。
誰かにわかってもらいたい。
誰かに寄り添ってほしい。

AIは、その欲求を一時的に埋めてくれるかもしれない。 手軽だし、いつでも応えてくれる。 でも、ぬくもりがないし、温かさもない。 そこが、根本的な欲求への対処にならない理由だと思える。

委ねるということも同じで、信頼できる相手へのつながりを求めることだと思う。 AIに対して、まだ委ねるほどの信頼を持てないのは、そこにぬくもりの温度感がないからなんだと思う。

信頼の先に委ねるがある。 そう思うと、AIをうまく使える人は、きっと人に対しても委ねるのがうまいだろうな。 ボクはまだその辺が苦手なんだけど。 

少しずつ委ねることを覚えていけたら、もう少し楽になれるのかもしれない。 それがボクの課題だな。

左側は夜の暗い部屋でノートパソコンに向かうひとりの男性。 吹き出しには「…」だけ。 右側は明るいカフェで友人と笑いながら話す男性。 吹き出しには「そうそう!」。 AIの冷たさと人とのつながりの温かさを対比したイラスト。

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ここまで読んでくれてありがとうございます。

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ちなみにボクは、「聴き屋」として人の話を聴く活動もしています。

考えごとを整理したいときや、少し話してみたいときは、こちらもどうぞ。

Written by

けたろー。 けたろー。 Owner/聴き屋。

ワンオフで機械づくりの仕事をしながら
「聴き屋」として
人の話を聴く活動をしています。

珈琲、クラフトビールと猫と旅が好きです。

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