こんにちは、けたろーです。
昨日の晩は、韓国ドラマの〝トッケビ〟を観ながら寝落ち。 中1の娘もハマっていて、続きを一緒に観ようと言われながら、寝てしまってた。(^_^;) お父さん、寝てるやんと。
終わりかけでうつらうつら目が覚めて・・・ なので、回のほとんどを覚えてないという。(汗) もう一回みないとな。笑 というか、1度は全編みてるんだけど。 ワインを飲んだのがまずかったかな。 いや、実は、風呂上りにビール1本のんで、のち、料理の仕込みしながら1本。 案の定、眠気がねぇ。笑
ところで・・ ご存じの通り、ボクの本業は機械製作。 いわゆる、町工場が職場です。 (そこに至る経緯は、自己紹介のページを観てもらえるとうれしいな。) 本業の筋で出会う人に、料理が趣味ですっていうとすごく不思議がられるときがあります。 でもね、料理に対してはボクなりの持論があって。 と、その前に、料理との関わりを少々。
料理に興味をもったのは…
小学校の頃くらいかな、ボクが料理に興味をもったのは。
その当時、家族ぐるみでお付き合いしている家があって、たまに、その家でうちの家族とそこの家族とみなで食事をすることがあったりして。 その時、そこの兄ちゃんが楽しそうに料理してるのをみてて、『お~~』っとなって、それからかな。
自分でもやってみようと家庭科の調理実習で習ったメニューをやってみたり、料理本にのってる料理を試したり、テレビでやってたメニューを作ってみたり。 いろいろとやってた。
中学・高専時代には思い立ってたまにする感じ。 お菓子の本をみて、クッキーとか、ケーキを焼いてみたり、パイ生地をつくってみたり。笑 就職してからは寮生活だったんで、料理する機会もめっきり減って。 でも、その当時も料理が趣味で通っていた。 会社の連中とバーベキューなどに行くと、率先して調理してた。
結婚して身近にキッチンがあるようになると、状況がちょっと変化。 あと、料理することに対して嫁さんからも否定されなかったので、料理する機会は増えた。笑 ここだけの話し、二人で暮らし始めた最初につくったのが、トマトソースのペンネ。 ちょうど、入籍した日でもあったので、今でも入籍記念日にはペンネを作ってると言う。(*^-^)ニコ
そうそう、パートナーによっては、『キッチンは私の聖域。 だから、入らないで!』という人もいるみたい。 汚されるのが嫌とかそういうの。 けど、うちの場合は、幸か不幸か全然大丈夫で、むしろ、毎日につくってーー! という感じだったんで、ボク的にはよかったのかも。
今は、概ね週末に料理してます。 ・・・いや、平日もやる機会が増えてるかな。 家族分というよりは、自分の分。 やり方や味があるだろうということで、ボクの分だけの材料を残してくれてるので、それ使ってちょいちょいと。笑
あと、お菓子を習い始めたので、お菓子もたまにつくります。 お菓子は、習わないと勝手がね… 料理とは全然違う。w クリスマスケーキとか、子どもの誕生日にケーキを手製してますよ。 お菓子の話しはまた気が向いたときにでも。
見て覚えるという感性が大事だと思う。
技術の習得という面で言えば、町工場って〝見て覚える〟というのが主流の世界。 そこにはマニュアルなどは存在していなくて、良くて口頭。 基本的には自分の眼で、先輩や師匠にあたる人の手元や雰囲気、格好、動作などを見て覚えて、実際にやってみて、理屈を知りながら身体で覚えるというのがほとんど。 ご多分にもれず、うちの場合もそんな感じでした。
学校で習ってきたものの、異業種から入ってきたボクには 【ちんぷんかんぷん】 な世界。 これどうやるん? と親父にきいて、『こんな感じでやるんだ』って、模範を見せてもらって、実際に自分でやって覚えるの繰り返しでした。 トライアンドエラーという感じかな。 親父も教えるのがうまくないので、たまに衝突もあったり。 親子なのでそういうのがあったとしても、まだもろもろ楽な方なのかもしれないのだけどね。 全くの他人さんなら、どうなんだろう? って思ったりもしますが・・まぁ、今でもそんな感じにやってます。
そうそう、最近の会社さんでは、マニュアル化してるところもあるようだけど、『ニュアンス』というのは、やっぱり、マニュアルでは掴みにくいし、言葉で聴いたとしても微妙さまでは伝わりにくい。 教える側の教え方のスキルも相応にしてあるとは思えるけど、概ね、職人ってのは自分でその技術を体得して、自分なりの感覚や解釈でやってる場合があるから、教えてくれと言われても、言語化の表現が難しいんだよね。
だから、聴き手はそこを理解して、自分でやって感じとるしかない。 自分でやってみた上で、自分なりの段取りとか、ペースとか、やり方を把握していくという感じ。 あとは、数をこなすとかね。
料理も似てる気がしていて、こと、料理に関してはいろんなレシピ本が出回ってて、テレビでも料理番組が頻繁に流れているのだけど、ボクは、ほぼほぼ、そのレシピ通りには作らない主義。 手順や流れは参考にするのだけど、味付けについては、無視する場合が多いです。 笑 それには理由があって…
手順に関して言えば、美味しくなるような下処理や調理方法があるだろうからそれに従うという感じ。 でも、味は別。
そもそも、味って人それぞれ感じ方が違うわけで。 そのレシピは、〝その人の口(クチ)とか、感性とか、好み〟に応じた分量になっていて、つまりは、その人が美味しいと感じる分量が記載されているというわけだと思ってます。
濃い味付けが好きな人、薄味が好きな人、甘みでも砂糖っ気たっぷりのあまーーーいのが好きな人がいれば、さっぱりした甘めが好きな人もいる。 まぁ、それぞれというわけ。
レシピの分量通りにするのもいいのだろうけど、その人の味の好みと、自分のそれが合致しているのならいいのだけど、そうでない場合は、どう? 美味しく感じない。 あと、食材もレシピ本と全く同じものが入手できるとは限らないし、産地や時期などによっても変わってくる。 だからこそ、『自分が心地いいと思う味』を知っておく必要があるんじゃないのか? と思ってます。
料理は仕事に通じてる。
あと、ボク自身、『料理をすること』に関して言えば、そこには〝仕事の流れが全部、凝縮されている〟と思っていて、段取りにしても、もっと細かい面で言えば、予算管理とか、デザイン感性とか、全てを学べる絶好の作業だと思ってます。
少し詳しく説明すると、例えば、
予算1000円で創れる料理を考える【見積もり】とすれば、まず、どんなモノをつくるのか? それに応じたメニューを考えて【構想・設計】、実際にスーパーに行って食材を仕入れ【予算/原価管理・購買】、調理を開始して【プロセス・段取り】、盛りつけて【デザイン】、で、最終的に振る舞う【リリース】という流れ。
という風に考えてみると、仕事での流れが全部入ってると思いませんか? こと、自分の仕事に当てはめて考えてみると、ほんと、全部当てはまってるから良い訓練になってます。
そうそう、かなり昔にあるテレビ番組でみたんだけど、その会社さんは確か建築関連の設計事務所で、スタッフに昼ご飯を作らせるらしい。 それをすることで、予算の管理とか、デザインなど、仕事への流れの訓練をさせているのだとか。
ただ食べるためだけに料理を作るという視点じゃなくて、ちょっと目線を変えてやってみれば、普段の仕事にも大いに役立たせることができますよ。
デジタル化の弊害。
機械を作ってる立場でもう少しお話をすると、デジタル化の世の中にあって、数値化するというのが主流になりつつありますよね? でも、何でもかんでも数値化というのはボクはあまり賛成してなくて。
確かに、数値にしめすとわかりやすくて、とても便利になることは事実です。 でも、その反面、一旦数値を出すと、概ね、人は数値に縛られてしまうキライがあるんです。 作業現場を見ていてそれはすごく思います。
数値を出せば、それがすべて正しいと思ってしまう(思い込んでしまう)のと、〝数値〟に捉われて、実際には誤差があるのにも関わらず、全ての処理をその数値に合わせようとする。 数値があってるのに、思ったようなパフォーマンスがでないという状況に陥って、四苦八苦するみたいなのも見たことがあります。
でもね、本質の厳密なところは数値では表せなかったり、把握できないところがあって、結局、その『数値』への理屈や理由がわかっていないと悪い結果を招いてしまうことがあって、何が言いたいのかというと、数値じゃなく現実・現物での判断が大事だってことなのです。 数値に寄せてみても、現実・現物的にまずければどうしようもない。 むしろ、数値への理屈を理解した上で、現状への対応を行うということが大切です。
だからこそ、数値… 料理で言えばレシピ上の分量に囚われず、自分の感性・感覚で美味しさを判断したいなって思うわけです。 味に自信がないという人がいるかなりの割でいるのだけど、そこはそれ、自分の味ということでいいんじゃないかなって思います。 まぁ、よほどまずいのは別にして。(^_^;)
みて覚えろ!
インスタに料理をアップしたり、料理の話をしてたりすると、『料理教えてよ!』なんてことをちょいちょい言われます。
インスタにあげるときには、たまにやり方を書くときもあって、それを試してみて、美味しかったと言われるときもあったりして。 と言うわけで、料理教室でもやってみようかな。。。なんて思ってるんだけど、需要はあるんだろうか? w
でも、ボクの料理はほとんど思いつき。 なので、厳密なリピートができないと言うのが難点なとこでもあります。汗 格好良く言うと、『一期一会』な料理でもあるんだけどね。w
思いつきでやるので、レシピなんてなくて味付けは適当。
そうそう、話はかなり飛ぶんだけど、かの有名な仏陀の教えには経典というものが存在していなかったらしい。 なんでか? というと、経典という形あるものを作ることで、そこに縛られて本当に伝えたいことが捻じ曲がってしまう可能性を心配したため、彼はあえて残さなかった。 要は、仏陀自身が書き記した書物はないということ。 現存する経典は、すべて弟子たちによるもので、それぞれの弟子たちの解釈で書き残されたものらしい。
ということを思うと、ボクの料理も似てるんじゃないのか? なーーんて。笑 ちょっと偉そうかな。www
スタンス的には、みて覚えて! っていうノリの料理教室をやってみたいと思ってます。
日時とか、場所は未定。 需要、要望があればどこでも。w インスタからの DM 待ってます。